女優の水原希子が6月14日に投稿したインスタグラム上のストーリーズ(公開期限付き投稿)に非難が殺到している。
水原はインスタグラムで、アメリカ人男性の運営するアカウント「世界で最も美しい顔100人(THE 100 MOST HANDSOME FACES 2020)」に自身が掲載されたことに反応。ルッキズム(外見主義)を助長するとして、「2020年にこんな事やってるなんて狂ってる」「勝手にノミネートされて勝手にジャッジされ〜ルッキズム/外見主義の助長に加わってしまっている」「一番美しい人なんて選ぶ事は不可能」などと持論を展開した。
この投稿にはファンからの投稿が相次ぎ、Twitter上で水原の投稿を転載したツイートは16日時点で約19万「いいね!」を獲得した一方で、同時に「美人が外見主義やめようって言ってるの見るとなんかなぁ」「美人で得してる奴が語ると上から目線」「この方は外見で飯食ってる」「少し言い方を考えたほうがいい」などと批判的なコメントが殺到。Twitter上では「炎上」状態になっている。
ルッキズムは「外見に基づく差別・偏見」という意味で、英語圏で1970年代に生まれた概念。ヨーロッパではレイシズム (人種主義) やセクシズム (性差別) と同様に厳しい目が注がれている。美貌が評判を呼んだ水原による問題提起によって、図らずもこの問題の難しさを露呈させた形だ。
水原はSNS上で社会問題などにも切り込むことで知られている。本人による弁明や反論は投稿後2日経過した現時点でもなされていない。