衆議院は28日解散され、第48回衆院選に向けて事実上の選挙戦が始まりました。
野党第一党であった民進党が極右政党「希望の党」に事実上合流することで、衆院選に5以上の議席を持つ左派政党が日本共産党ひとつのみになることから、主にインターネット上で共産党を支持する意見が若者から相次いでいます。
共産党の志位和夫委員長は28日、希望の党について「自民党の補完勢力だ。共闘や連携の対象にはならない」と非難した上で、民進党による希望の党への合流方針について「重大な背信行為」と批判しました。
発足まもない極右政党「希望の党」と民進党との実質的合併に批判の声が上がる中、Twitterなどでは若者を中心に「今回ばかりは共産(党)を応援しなきゃ」「もはや共産党に野党第一党になってもらう他はない」「頑張れ日本共産党」「もう共産党しかない」といった声が広がり始めています。
一方で、共産党が主導した野党四党による共闘の合意を民進党に反故にされたことから「反共産勢力が野党共闘のハシゴ外して、負け犬のイメージを作ろうとしている」として「次のチャンスはない」と指摘する厳しい声もあり、選挙戦をめぐる見通しは依然不透明な状況が続いています。